・「preserved」というのは、英語で「保存された」と言う意味で、プリザーブドフラワーは「保存加工された花」ということになります。
・生花の水分と色をプリザーブ液と染色液にすり替えるという特殊加工です。
・いったん水分を抜いてバクテリアの発生を抑えたうえで、人体に無害なプリザーブ液を吸収させることによって生花の瑞々しさと柔らかさを保っています。
・普及当初は製品としてコロンビアやフランスなどから輸入されたバラがメインでしたが、現在は多くが日本でも生産されています。
・技術研究の成果で、豊富な色数のバラや、日本の風土やデザインに適した菊や蘭など次々と花の種類も豊富になりました。葉っぱや苔、木の皮など、次々と新素材が登場しています。
・プリザーブド加工は、葉や枝にも可能なため、生花のように自然なアレンジが楽しめます。
・花の生産地によってそれぞれ違った表情や特徴があり、それらを組み合わせてより個性的な物が作れます。
・基本的にヨーロッパなどでは湿度が低いため7~8年もつと言われていますが、多湿の日本では 期間は短くなるようです。
・アレルゲンとなる花粉等がないことや、お水替えを必要としないので、生花に替わって病院のお見舞いにも適します。
・仏花、お供え、メモリアルフラワー、としての需要も高まっています。
・プリザーブドフラワーは、水や湿度に弱いため、多湿な場所では花びらが半透明になることがあります。 水ぬれは、色漏れや染みの原因になります。
・高温な場所では、切り口などから染料が滲み出すことがありますので、クロスや衣類等の汚れにご注意ください。
・長時間紫外線に当たると、退色や劣化を早める原因となります。(直射日光、蛍光灯)
・花材は生花をプリザーブ加工する際にバクテリアの発生を抑えていますが、カビ等が移らないようご注意ください。
・最適な環境は、気温18~25℃、湿度30~50%といわれています。
・生花の風合いをそのままにソフトに加工されていますので、埃が付着した場合は、羽箒のようなもので優しく掃ってください。